京都新聞掲載「アクセス」

配食ボランティアにお米支援
京都新聞社会福祉事業団(2015/02/16)

 京都新聞社会福祉事業団は、このほど、ひとり暮らしの高齢者や高齢者だけの世帯に配食サービスを続けているボランティア団体に、お米券を贈った。各団体は早速、高齢者宅に温かいお弁当を届けている。

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 同事業団では、昨年末の「歳末ふれあい募金」などで寄せられた寄付金をもとに毎年、実施しており、今回からお米そのものから「お米券」に切り替えて贈呈している。

 今年度は、京都市内16、府内27、滋賀県内35の計78団体に、1人あたり150グラム、計約1241キロ分の「お米券」が贈られた。

 京都市左京区の「配食ボランティア葵」は、高齢者150人を3回に分けて配食を行っており、このほど支援のお米をふっくらとした小豆ごはんに炊き上げ、はんぺんのフライやだし巻、リンゴなどを添えたお弁当=写真=を作り、高齢者55人分を届けた。

 同グループ代表の細見正枝さん(73)は、「食材が値上がりしているので、お米の支援は大変助かります。ご厚意に感謝しています」と話していた。