軽度の知的障害のある画家のAKIさん(28)=本名・木下明幸、東京都世田谷区=の絵画展「AKIバースデー個展IN京都」がこのほど、京都市中京区夷川通寺町西入ルのidギャラリーで開かれた。
AKIさんは14歳の時から独学で絵を描き始め、現在は水性ペンキを使って描いている。絵本や絵はがきを制作するほか、衣服やバッグなどの小物などに作品の絵柄が採用されるなど多方面で活躍している。
また同展では、AKIさんの父・昭さんの知人の紹介で知り合い、その後交流を深めているミュージシャンの湯川トーベンさんとのライブペイントも行われた=写真。
独特な色使いとほのぼのとした温かさを伝える筆さばきがAKIさんの作品の特徴。ピンクや緑、黄色で描いた金魚のほか、彩り豊かに描いたキリンやネコなどの動物や植物などの作品が来場者の目を楽しませていた。