京都新聞掲載「アクセス」

言葉伝えられぬ 思い芸術に込め
下京で失語症患者作品展(2015/06/29)

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 病気や事故で脳に障害を負い失語症になった患者たちが制作した作品を展示する「ゆめひろば展」が23日から京都市下京区のひと・まち交流館京都で開かれている=写真。

 作品展は失語症患者らでつくる「グループゆめひろば」が毎年開催しており、今回で25回目。

 リハビリの一環として、また社会とのつながりや取り組みについての啓発として芸術活動を行っており、言葉で伝えられない思いや気持ちなどを作品で表現している。

 府内や兵庫県の8グループから約40人が作品を出展した。

 会場には花や果物、自然の風景などを描いた油彩・水彩画や陶芸、写真、書、クラフトなどの作品約80点が並び、訪れた人たちは思いのこもった作品に見入っていた。入場無料。29日午後3時まで。