盲導犬を利用する人と一般市民でつくる「京都ハーネスの会」が、このほど京都市北区の京都ライトハウスで「納涼落語会」(京都新聞社会福祉事業団後援)を開いた=写真。
落語会に先立って、関西盲導犬協会から委託されて盲導犬としての仕事を終えた犬たちを預かるボランティアから老犬を介護する日常が紹介された。
落語会は、視覚障害のある人と盲導犬への理解を深めてもらうのがねらいで9年前から毎年開催しており、今年は約250人が参加。手話落語の第一人者の桂福団治さんや盲導犬ユーザーでもある桂文太さん、桂福点さんらが招かれ、軽妙な話術に会場は笑いに包まれた。
京都ハーネスの会会長の大西正広さん(71)は「今回も盛況だった。毎年楽しみにしている人もいるので、来年も開催し視覚障害や盲導犬に対して理解を深める場にしたい」と話していた。