京都新聞掲載「アクセス」

里山の困りごとを解決
京滋の大学生 ワークキャンプ(2015/09/28)

photo  山間の集落で地域が抱えるさまざまなニーズに応えるボランティア「ワークキャンプ2015in美山」がこのほど、南丹市美山町の5つの地区で開催された。

 華頂短期大の名賀亨准教授が代表を務める京都ボランティア学習実践研究会の主催。2008年から毎年夏、秋、冬に開催しており、今回で22回目。京都、滋賀の大学生ら12人が参加。シカなどの侵入を防ぐために裏山に張り巡らされているフェンスに絡んだつる切りや道路の側溝にたまった泥の清掃などに取り組んでいた=写真。

 また、作業の合間に地元の人たちとの交流会も行われ、学生らは地域住民との信頼関係を築いていた。参加した京都華頂大2年の中村ひかりさん(20)は「地域の人からの感謝の言葉が励みになる」と話あい、同大2年の佐武佑希乃さん(20)は「リーダーの仕事が精いっぱいで、まわりがあまり見えていなかった。声かけなどをして仲間の関係作りをよくしていきたい」と感想を話していた。