京都新聞掲載「アクセス」

災害ボランティアの在り方考える
府センター設立10周年記念シンポ(2016/02/15)

photo  京都府災害ボランティアセンターの設立10周年を記念したシンポジウム「私と災害ボランティア」がこのほど、京都市中京区の京都文化博物館別館ホールで開催され、約170人が参加した=写真。

 同センターは常設型の災害ボランティアセンターとして2005年5月に設立された。

 トークセッションでは一般社団法人防災ガール(事務局・東京都)代表の田中美咲さん、福知山ママボラLINK代表の笹部美佳さん、立命館大産業社会学部4年生の齋藤怜さん、京都災ボラバンク縁の宮城光夫さんの4人が登壇し、阪神大震災や東日本大震災、京都府の豪雨災害などの体験をもとに災害ボランティアの在り方について語った。

 宮城さんは「被災地に行かなくても支援できることはある。微力だけど無力ではない」と語り、参加者は災害ボランティアを一過性のものとせず、普段の生活の中につないでいくことが大切であることなどを学んだ。