笑いで脳を活性化させ認知症の発症や進行を遅らせることに効果的な「みんなの認知症予防ゲーム」のリーダー養成講座が、14、16の両日、京都市下京区のひと・まち交流館京都で開かれた=写真。
高齢者施設や高齢者サロンなどでゲームを実践するリーダー養成を目的に京都ボランティア協会が2年前から開催している。一般市民ら20人が参加した。
認知症予防ゲームは、輪になってリズムに合わせて左右に座った人のひざをたたいたり、徐々にスピードを上げながらお手玉を回していく手遊びや、全身を使って行う風船バレーなどのゲームで、NPO法人認知症予防ネット(事務局・宇治市)がゲームを独自に深化させた。
講義では同ネットのメンバーが講師を務め、「ゲームリーダーは感性やリズム感の衰えを取り戻す工夫や気配りが大事」などとリーダーとしての心構えを話し、参加者らは脳のさまざまな働きを同時に刺激するゲームを体験した。