京都新聞掲載「アクセス」

スポーツ交流で汗
精神障害者らが大会(2016/05/23)

photo  精神障害のある人たちがスポーツを通じて交流を深める「京都ゆとりスポーツの集いソフトボール大会」が20日、京都市山科区の勧修寺公園グラウンドで行われた=写真。

 通院やリハビリ治療を続ける人の健康増進や社会参加促進を願い、府内11病院でつくる実行委員会と京都新聞社会福祉事業団の共催で今年で36回目。

 8チームが参加し、2部リーグ制で試合を楽しんだ。試合では難しい打球を好捕したり、ホームランが飛び出すなど白熱したゲームが繰り広げられた。さわやかな風が吹く五月晴れの下、選手たちは心地よい汗を流した。

 1部リーグで優勝した醍醐病院(伏見区)の精神保健福祉士、呉山徳秀さん(28)は「選手が高齢化するなか、日々の練習の成果が出せて4連覇を達成することができました」と語った。ふれあいリーグで優勝した西山病院(長岡京市)の作業療法士、山瀬祐一さん(49)は「大会参加のために週2回、力を合わせて練習してきました。今回は大きな結果をいただき全員で大喜びしています」と試合を振り返っていた。