京都新聞掲載「アクセス」

がんで悩まない社会目指しウオーク
思いつなぎ、患者ら夜通し (2016/05/30)

photo  がんと闘う人たちの勇気をたたえ、がん患者、家族、友人、支援者がともに交代しながら夜通し歩くチャリティーイベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパン京都2016」がこのほど、亀岡市安町の亀岡市役所市民ホールで行われた=写真。

 がんと向き合い、がんで悩むことのない社会を目指して、患者や家族らでつくる同実行委員会と日本対がん協会が主催し、今回で5回目となった。

 会場には患者や支援者らががんに対するそれぞれの思いを書いた灯籠を市役所の駐車場内に並べ、その周りを参加者らは交代しながら歩き続けた。

 実行委員長の松村健吾さん(32)は「私の考える理想の社会が24時間だけここにあります。がん患者さん、ご家族同士が気軽につながりを持って、正しい医療情報を得られる社会。がんでない方も楽しく一緒にがん征圧活動できる社会。そんな社会を築きたいですね」と話していた。

 がんについての医療講演やがん検診の受け付け、がんの出張相談なども行われた。