京都新聞掲載「アクセス」

思いの伝え方考える
同志社大生が七夕祭りでイベント(2016/07/19)

photo  人と地域社会とのつながりの希薄化を研究する同志社大商学部の瓜生原葉子准教授のゼミが研究の一環としてこのほど、京都市上京区の出町桝形商店街一帯で行われた七夕祭りに出店した=写真。

 同ゼミの主な研究課題は「人とのつながり」や「命」などを主な研究課題として取り上げている。具体的には、免許証や保険証などに記載されている「臓器提供の意思表示」に着目し、臓器提供について家族と対話することで、関心を持ち、正しく理解する機会を増やす取り組みを進めている。また、医療に貢献する手段を見出すことも研究課題としている。

 七夕祭りへの出店は、地域活性化をお手伝いするとともに子供たちに言葉のしりとりゲームをしてもらって言葉をつないで相手に伝えることの大切さを理解してもらおうと企画した。

 瓜生原准教授(50)は「意思表示は、思いを結ぶもの。臓器提供にYES、NOどちらも選択できます。ぜひ大切な人と一緒に考え、その思いをカタチにしてください」と話していた。