京都新聞掲載「アクセス」

盲導犬も笑い重ねて第10回
京都ハーネスの会が落語会(2016/07/25)

photo  盲導犬を利用する人と一般市民でつくる「京都ハーネスの会」が、このほど京都市北区の京都ライトハウスで「納涼落語会」を開いた=写真。

 落語会に先立って、関西盲導犬協会の訓練士や盲導犬ユーザーらが盲導犬の育成や日常生活の様子などを紹介し、盲導犬育成事業や盲導犬の医療費などに対する公的支援の必要性について話した。

 落語会は、視覚障害のある人と盲導犬への理解を深めてもらうのがねらいで毎年開催しており、今年で10回目を迎えた。手話落語の第一人者の桂福団治さんや盲導犬ユーザーでもある桂福点さんらが招かれ、軽妙な話術に会場は大きな笑いに包まれた。

 京都ハーネスの会会長の大西正広さん(72)は「福団治師匠の協力を得られて10回目を迎えられた。これからも楽しい企画を考えていきたい。視覚障害や盲導犬に対して理解を深める場にしたい」と話していた。