京都新聞掲載「アクセス」

設立40周年記念誌
式典と会員ら発表
京都の手話関連2団体(2016/08/08)

photo  設立40周年を迎えた京都府手話サークル連絡会と京都手話通訳問題研究会はこのほど、中京区壬生仙念町のラボール京都で記念合同集会「手話ッショイ40th in中部」を開いた。

 手話サークル連絡会は府内29サークルの連絡調整を行い、手話学習などの活動を展開。手話通訳問題研究会は手話通訳、聴覚障害者問題についての研究、運動などを行っている。

 集会には、聴覚障害者や手話サークル関係者ら約350人が参加した。元京都府ろうあ協会理事の大矢暹さんが「学ぼうろうあ者の暮らしと運動」と題し、聴覚障害のある人たちの差別されてきた歴史や権利獲得のための運動について講演した。記念式典の後、手話サークルや京都手話通訳問題研究会などの会員らが手話コーラスやフラダンス、手話劇、コントなどを発表、参加者を楽しませた=写真。

 京都手話通訳問題研究会会長の持田隆彦さん(71)は「この記念集会をきっかけに、より多くの人たちと共生する社会作りにつながればうれしい」と話していた。