京都府、滋賀県内の児童養護施設で暮らす高校生を対象とした京都新聞社会福祉事業団の｢児童養護施設生徒奨学激励金｣の贈呈式がこのほど、京都市中京区の京都新聞社で行われた＝写真。
奨学激励金は、京都新聞紙上の｢誕生日おめでとう｣コーナーや愛の奨学金協賛寄付金などを原資として、生徒１人当たり３万円を贈っている。
今年は、施設を通して申請された京都府、滋賀県内の16施設169人に総額507万円を贈った。
贈呈後、懇談も行われ、施設の担当者からは｢施設を巣立ったあとの支援が必要だが、十分ではない｣｢施設職員が個人的にフォローしているケースもあるが、限界もある｣などの声が寄せられた。
