京都新聞掲載「アクセス」


地元生徒・学生らボランティアで大会支える
京丹波 全京都車いす駅伝競走大会とミニ駅伝競走大会
(2016/09/12)

photo  京都府立丹波自然運動公園(京丹波町)で4日開催された第32回全京都車いす駅伝競走大会と第26回ミニ駅伝競走大会は、地元の生徒・学生ら約100人がボランティアとして参加、コース誘導や会場設営などを手伝い、大会を支えた=写真。

 生徒・学生ボランティアは走路整理や給水、競技補助などを担当、走路で交通整理をした須知高1年の山本淳貴さん(16)は「車いすであれだけ早く走れるんだなと思った」と驚いた様子。走路給水をした園部高1年の後藤美咲さん(16)は「腕の筋肉を相当鍛えているようだった。選手の方が楽しそうに競技をしていた」と感想を話していた。ミニ駅伝競走大会を担当した京都伝統工芸大学校の八並俊聡さん(33)も「皆さん頑張っていた。実際に車いすを操作してみたが難しかった」という。給水所を担当した公立南丹看護専門学校1年の四方和輝さん(18)は「懸命に走っている選手の姿に感動した」。競技補助をした園部高2年の井上寛大さん(17)は「大会を通して接することのない人と接することができてよかった」と大会の意義を話していた。