京都新聞掲載「アクセス」


自助具を役立てよう
市民や介護専門職ら学ぶ
(2016/11/28)

photo  病気や加齢により身体に何らかの障害のある人の自立に役立つ福祉用具の自助具について学ぶ講座が23日、京都市下京区のひと・まち交流館京都で開かれた=写真。

 自助具のことを知ってもらおうと京都市長寿すこやかセンター(下京区)が企画し、自助具に関心のある市民や作業療法士ら23人が受講した。

 講義では、自助具がどのような時に役立ち、どのような種類があるのかを入浴時での衣服の脱衣や着衣、片手だけで瓶の開け閉めのできる用具などを例に学んだ。その後、一般の人と専門職に分かれ、事例を通して自助具の活用方法や支援方法などを討議し、それぞれのグループでの討議内容を発表した。

 同センター相談部部長の矢部典子さんは「実際に自助具に触れ、理解を深めていただき専門職の方には支援に役立てていただけたらうれしい」と話していた。