時代の変化に対応した地域コミュニティーを考える講演会｢新たな地域コミュニティーを京のまちに求めて｣が15日、京都市下京区のメルパルクＫＹＯＴＯで開かれ、福祉関係者ら約120人が参加した＝写真。
建物維持管理のコンサルタント会社(京都市左京区)が企業の社会貢献活動の一環で毎年開催し、今年で４回目。
講演会では、社会福祉法人や企業など３団体が障害者就労の取り組みについて報告した。
このうち広島市内の料亭支配人の森浩昭さんは障害者作業所で障害のある人が作った製品をホテルなどで販売する運動を進めていることを報告。｢企業が福祉に参画することにメリットを持たせ、企業間のネットワークを利用することで、情報収集や仕事のあっせんにつながっていく。ネットワークを結ぶことは大事｣だと話した。参加者らは熱心に聞き入っていた。
