京都新聞掲載「アクセス」


夜通し歩いてがん患者支援 (2017/10/24)

 がん患者や家族を支援し、地域全体でがんと向き合うチャリティーイベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2017滋賀医科大学」がこのほど、大津市瀬田月輪町の滋賀医科大で行われた=写真。

photo  同大学と滋賀県内や京都市内の大学生でつくる実行委員会と日本対がん協会が主催した。学生が主体となって大学で開催することを「カレッジリレー」と呼び、昨年滋賀医科大で全国で初めて行われた。ことし2回目の開催で、日本では唯一同医科大のみが実施し、学生とがん患者がイベントを通じて交流を深めた。

 患者や支援者らががんに対するそれぞれの思いを書いた灯籠を構内の中庭に並べ、その周りを参加者は交代しながら夜通し歩いた。

 実行委員長を務めた同大学5年の宮嶋佑輔さん(22)は「がんと向き合う患者さんや支える家族の方と学生が交流しながら、がんについて考える機会を少しでもみなさんに持ってほしい」と話していた。

 子宮頸がん検診なども行われた。