京都新聞掲載「アクセス」


歌声で人の輪を広げよう
(2018/07/10)

photo  世代を超えて人の輪を広げることを目的に父の日チャリティーコンサート「藤田めぐみリサイタル〜父の日によせて歌うこころの歌」がこのほど、京都市上京区の府立文化芸術会館で開かれた=写真。

 歌手であり僧侶でもある藤田めぐみさんは、コンサートを通じて社会のためにできることがないかとの思いから父の日コンサート実行委員会を立ち上げた。コンサートはことし3回目。収益は全て社会福祉施設などに寄付するほか、視覚障害者や児童養護施設の子どもらを招待する取り組みも行っている。招待された下京区の文堂千代子さん(73)は「毎年参加していて楽しみにしています。心打たれる歌声でとても感激しました」とうれしそうに話していた。

 コンサートは、1部では「夏は来ぬ」「浜辺の歌」など日本の叙情歌とラテン音楽を披露。2部では諏訪ミュージカルスクール生と一緒に「サウンド・オブ・ミュージック」「ドレミの歌」、また映画音楽など世代を超えて愛される曲を披露し、美しい歌声に来場者は聴き入っていた。