京都新聞掲載「アクセス」


車いすで笑顔つなぐ
京丹波で駅伝(2018/09/11)

 京都府立丹波自然運動公園(京丹波町)で2日開催された第34回全京都車いす駅伝競走大会と第28回ミニ駅伝競走大会は、地元の学生ら約?人がボランティアとして参加、コース誘導や会場設営などを手伝い、大会を支えた=写真。

photo  ボランティアは園部高、須知高、公立南丹看護専門学校、京都伝統工芸大学校の生徒や学生たち。

 走路で交通整理をした須知高3年の山本淳貴さん(18)は「坂を上がったりするのがしんどそうだった。頑張っている姿を見て自分もスポーツを頑張ろうと思った」、競技補助をした園部高1年の森豪さん(15)は「声をかけていると選手から『ありがとう』と笑顔で応えてもらえた。スポーツは笑顔で楽しむことも大事だと学んだ」とスポーツの意義を話していた。ミニ駅伝(事前に申告したタイムの誤差を競う)を担当した京都伝統工芸大学校1年の雫達明さん(18)は「タイムに合わせてレースをしていて、すごいと感じた」という。給水所を担当した公立南丹看護専門学校1年の大志万莉菜さん(19)は「迫力とスピードの速さにみんな驚いていた。しんどい時でも沿道からの声援に笑顔で応えている姿をみて感動した」と話していた。