京都新聞掲載「アクセス」


手話歌やダンス、笑顔で交流
作文コンクールも 下京で広場(2018/10/29)

 障害のある人、ない人もともに交流する「ほほえみ広場2018」がこのほど、京都市下京区の梅小路公園で開かれた。共生社会の実現をテーマにした作文コンクールの表彰式をはじめ、手話歌ライブなどのステージ企画や障害者スポーツ体験などが行われた。

 「心の輪を広げる体験作文」コンクールは京都市と内閣府の共催で、小学生、中学生、高校生・一般の3部門に149点の応募があった。

 小学生部門の最優秀賞は桂東小6年の林萌々子さんの「おじいちゃんのヘルプマーク」。亡くなった祖父との思い出とともに祖父が大切にしていたヘルプマークとは何か、持っている人にどう接したらいいのかを丁寧につづった。中学生部門の最優秀賞は洛南高付属中2年の瀬尾美優さんの「おひさまなーちゃん」、高校生・一般部門の優秀賞は関西創価高3年の齋洋一さんの「父と僕」がそれぞれ選ばれた。

 京都市が公募した「みやこユニバーサルデザイン賞」の表彰式も行われ、アイデア部門の大賞に京都教育大付属京都小中5年の松岡愛華さん、UDショートメッセージ部門の大賞に同5年の笹谷柚日さんが選ばれた。また、ステージではや手話とダンスを融合した独自のパフォーマンスを披露するfucchiE(フッチー)さんのライブがあったほか、障害のある人のコーラスやダンスなどが多彩に繰り広げられ、盛んな拍手を受けていた。