京都新聞掲載「アクセス」


知的障害者招き舞台鑑賞会 彦根(2018/11/26)

 滋賀県内の知的障害のある人たちを招いた「文化の集い」がこのほど、彦根市野瀬町のひこね市文化プラザで開かれ、14施設から約380人が参加した。

photo  集いは、音楽や演劇などを身近で鑑賞することを通じて、豊かな感性を磨き多くの人と交流を図ることを目的に県知的ハンディをもつ人の福祉協会と京都新聞社会福祉事業団が毎年開催している。

 今回は知的障害のある人たちで構成する長崎県雲仙市の「障がい者長崎打楽団 瑞宝太鼓(ずいほうたいこ)」が太鼓演奏を披露した=写真。

 会場いっぱいに鳴り響く太鼓の演奏に参加者は聞き入って手拍子を取る人もいた。アンコールの掛け声に応えるなどして計9曲が演奏され、参加者は楽しいひと時を過ごした。

 同協会文化部会部長の中村亮太さん(26)さんは「みなさんにどうすれば楽しんでもらえるかと文化部のメンバーとたくさん話し合ってきました。すばらしい太鼓の演奏を楽しんでもらえてうれしい」と話していた。