京都新聞掲載「アクセス」


手話で二十歳の誓い
京都市内の聴覚障害者ら(2019/01/21)

 京都市内の聴覚障害のある人や手話を学ぶ人たちの新成人を祝う成人式と親睦を深める新年大会が13日、京都市伏見区の呉竹文化センターで開かれ、新成人は手話で二十歳の誓いを述べた。

 京都市聴覚障害者協会の主催でことしで19回目。市内の聴覚障害のある人や手話サークルのメンバーら約300人が参加した。

photo  壇上で聴覚障害のある人2人と手話学習者1人の新成人が紹介された後、それぞれが「この春から会社に入る。仕事は厳しいと思うけど乗り越えていきたい」「まわりの人のおかげで二十歳を迎えられた。今までしてもらえたことをまわりの人にしてあげられるような人になりたい」「手話を通して友達が増えた。これからも手話と勉強を頑張っていきたい」と決意を披露した=写真(主催者提供)。

 式典後に行われたアトラクションでは、舞台や手話指導などで活躍する砂田アトムさんがひとり芝居を上演したり、桃山高書道部が書道パフォーマンスを披露するなど大会を盛り上げた。