児童養護施設の子どもたちの陶芸展がこのほど、京都市東山区縄手通四条上ルのアートスペース八源で開かれた。25回目を迎えた今回は、来場者に気に入った茶碗と皿を選んでもらいお茶とお菓子を振る舞った。
会場には自由な発想の作品約100点が並び、訪れた人たちの目を楽しませた=写真。
同展は和敬学園(上京区)の子どもたちと職員が、陶芸家の木村隆さん(66)=大津市=の指導で月に3回、学園内で行う陶芸教室で制作した作品を出展した。教室には小学4年から高校3年までの男女6人が指導を受けている。
会場は毎年無償で提供され、花の絵が描かれた抹茶碗や葉っぱの形をした皿、パンダやキリン、サルなどの形をした駒を用いたチェス盤のオブジェなどが並んだ。
木村さんは「あっという間の25年でした。子どもたちの発散の場になっていると感じています。これからも継続していきたい」と話していた。