卒業シーズンを迎え、京都新聞社会福祉事業団はこのほど、京都、滋賀両府県の児童養護施設を巣立つ生徒に「卒業お祝い金」を、また、小中高校を卒業する交通遺児にお祝いの図書カードを贈った。
中学、高校の卒業に伴い児童養護施設を離れる生徒へのお祝い金は毎年、京滋の全17施設を対象に中学生2万円、高校生4万円を贈呈している。今年は14施設の高校生計41人に贈った。
5人が巣立つ京都市上京区の和敬学園では12日、大学や専門学校に進学する3人に同事業団の藤木泰嘉常務理事が「頑張ってください」と手渡した=写真。
また、交通事故で親を亡くした児童、生徒には京都府、京都市、おりづる会(滋賀県)を通じて、卒業祝いの図書カードを贈った。今年は小学生9人(1人5千円)、中学生14人(同7千円)、高校生22人(同1万円)の計45人に贈呈、進学や就職に向けての図書購入に役立ててもらう。