災害復興支援の一助にと「チャリティーコンサート&ふるさと物産展 古都の風にのせて」がこのほど、京都市東山区の円山音楽堂で開かれ、1000人を超える参加者が三線演奏などを楽しんだ。
京都から東日本大震災の復興支援を続けようと2012年に京都の県人会の有志らで実行委員会を立ち上げて始め、今回で10回目を迎えた。近年は、国内でさまざまな災害が起こっていることから全国の災害復興のためにと続けている。
この日は、沖縄県の琉球舞踊や京都の大学生によるよさこいパフォーマンスなどが披露された。毎年恒例の「100人三線にチャレンジ」では、一般参加者を含めた120人が「涙そうそう」など3曲を奏でた=写真。
会場では、募金を呼び掛け、集まった募金と福島、静岡、愛媛県などのふるさと物産展の収益金の一部を合せた20万円を避難者支援などにと京都新聞社会福祉事業団に寄付する。
第1回から実行委員長を務める植田薫さん(60)は「音楽で心を一つにして継続することができました。今後も長く続けていきたい」と話していた。