全国の高僧ら22人から直筆約80点を集めた京都市左京区大原の三千院の｢あじさい祭・チャリティー墨蹟（ぼくせき）展｣が、15日から始まり、アジサイとともに書を楽しむ参拝者でにぎわった＝写真。
墨蹟展は今年で31回目。会場の中書院には、森川宏映天台座主の「光明」や堀澤祖門三千院門跡門主の「泥佛」と書かれた色紙が並んだ。
展示されている書はいずれも即売され、収益金は京都、滋賀の地域福祉などに生かすため、京都新聞社会福祉事業団などに寄付される。
また境内の｢あじさい苑｣では｢あじさい祭｣が開催されている。アジサイは今月下旬に見頃を迎える。参拝者らは墨蹟展を見た後、コケで覆われた緑深い庭園や、約1000株が植わったあじさい苑を歩いて、風情を楽しんでいた。いずれも７月13日まで。拝観料が必要。
