京都新聞掲載「アクセス」


京都新聞掲載「アクセス」

550回、延べ6万8000人参加
47年続く障害者スポーツのつどい(2019/07/23)

1972年から毎月1回、京都市北区の島津アリーナ京都(京都府立体育館)で開催されてきた「障害者スポーツのつどい」がこのほど、550回目を迎えた。これまでの利用者は延べ6万8000人。節目のこの日も約270人が卓球バレーや車いすハンドボール=写真=などを楽しんだ。

photo

つどいは、障害のある人にスポーツを体験し、楽しむ機会を提供するため、同アリーナが開設された翌年に始まった。同アリーナと京都障害者スポーツ振興会が主催し、現在は毎月第2日曜の午後1時半から4時まで開いている。

障害のある人とその家族らが対象で、毎回、トランポリンやバスケットボール、フライングディスクなど約20種目が体験できる。

同振興会会長の森津常春さん(68)は「公立体育館が47年もの間、障害のある人に定期的に施設を開放しているのは全国でもここだけだろう。障害のある人がスポーツに親しめる場になるようさらに充実させたい」と話していた。