京都新聞掲載「アクセス」


京都新聞掲載「アクセス」

丹波路、沿道も力走つなぐ
全京都車いす駅伝(2019/09/10)

photo 京都府立丹波自然運動公園(京丹波町)で1日開催された第35回全京都車いす駅伝競走大会と第29回ミニ駅伝競走大会は、地元の生徒・学生ら約30人がボランティアとして参加、コース誘導や会場設営などを手伝い、大会を支えた=写真。

ボランティアは須知高、園部高陸上部、京都伝統工芸大学校の生徒・学生たち。

走路給水をした京都伝統工芸大学校1年の原えりかさん(21)は「給水する人が少ないと思っていたが、意外とカップを手にする選手が多かった。『ありがとう』と言われてうれしかった」と笑顔で話した。走路で交通整理をした須知高2年の森脇翔和さん(16)は「近くでレースを見て、しんどい顔をしながらも走っている姿を見て応援したいという気持ちになった」、競技補助をした園部高2年の陸上部員三嶋太陽さん(16)は「実際に自分も車いすを体験してみて車いすを動かすこと自体が難しかった。自分たちも陸上をやっていて大変なこともあるが、障害のある人はハンディを乗り越えて競技することに大変尊敬した」と、選手の息づかいにふれた感想を話していた。