京都新聞掲載「アクセス」


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草花と秋のひとときを楽しむ
京都御苑車椅子自然観察会の「初秋の散策」(2019/09/30)

photo 京都御苑車椅子自然観察会の「初秋の散策」がこのほど、京都市上京区の同御苑で開かれ、車いすを使用している人らがヌスビトハギやサルスベリなどの草花を観賞し、秋のひとときを楽しんだ=写真。

観察会は、京都御苑きのこ会世話役の佐野修治さん(68)が2013年10月から毎月開いている。車いす利用者にも四季折々の草木や自生するキノコなどの自然に親しんでもらおうと、苑内のユニバーサルコースを使って実施している。

この日は、筋ジストロフィーを患っている京都市右京区の松崎元さん(80)と妻の明美さん(76)が参加した。元さんは介護福祉士でもある佐野さんに車いすを押してもらい、草木の解説を受けながら1時間半ほど散策。「幼い頃にはよく来ていた。久しぶりの御所で自然を楽しめてよかった」と話していた。

観察会は月1日2回、無料で開いている。定員は各回5人。開催日など詳しくは同観察会080(1497)3995=佐野さん(午後7時〜9時)。