京都新聞掲載「アクセス」


京都新聞掲載「アクセス」

「電柱が非常時多言語案内」大賞(2019/10/28)

photo だれもが暮らしやすい街づくりや、使いやすいもの、サービスへのアイデアなどを募る京都市の「みやこユニバーサルデザイン賞」の表彰式がこのほど、下京区の梅小路公園で行われた=写真。災害などの非常時に、電柱に多言語で情報を流すアイデアが大賞に選ばれた。

障害のある人やお年寄りなど、だれもが利用しやすいものやサービスを目指すユニバーサルデザインの普及を目指して毎年、実施している。今年はアイデア部門とUDショートメッセージ部門に計516件の応募があった。

アイデア部門の大賞は、中京区の朱雀第七小6年川野慈留君の「電柱非常案内」。電柱に警報や避難情報を日本語と外国語で表示し、音声案内装置も付ける。スマホを持たない子どもや外国人観光客、障害のある人らすべての人に情報提供できると評価された。

ショートメッセージ部門の大賞は、右京区の長田真依さん。「広げていこう笑顔の輪」と題して、見た目には病気や障害があると分からない人がつけるヘルプマークを「付ける人、周りの人どちらにもやさしい。心をつなぐ架け橋のしるし」などと表現した。

このほか、アイデア部門で10件、メッセージ部門で2件が表彰された。