京都新聞掲載「アクセス」


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伝説の神獣、デジタルで
伏見の男性、東山で初個展(2019/11/25)

photo 伝説上の神獣「青竜」やユニコーンなどをデジタルで描いた知的障害のある男性の初個展「鳥獣幻想園」が、京都市東山区轆轤町の作業所「まっつぁら」2階のギャラリーで開かれている=写真。

伏見区在住の根ヶ山恵司さん(23)で、壁面に恐竜や鳥、空想上の生き物約60点を配置。根ヶ山さんが幼いころから大切にしてきたぬいぐるみのイヌをモチーフにしたキャラクター「ワンコ」を自分の分身にして、鳥獣とたわむれさせている。

根ヶ山さんは障害のある人の創作活動を支援する作業所に通い、アニメーションの下請け作業でパソコンの技術を身に付けた。現在パソコンを使ってオリジナルデジタル絵画の制作を行っている。

作業所では、根ヶ山さんの絵をカレンダー(1200円)やポストカードなどにして販売している。

同展は29日まで(午前10時〜午後5時)。無料。