京都新聞掲載「アクセス」


京都新聞掲載「アクセス」

学生のオケや紙芝居を満喫
滋賀で知的障害者ら文化の集い(2019/12/10)

photo 滋賀県内の知的障害のある人たちが音楽や演劇を鑑賞し、交流を深める「文化の集い」がこのほど、守山市三宅町の守山市民ホールで開かれ、約520人が参加し、滋賀大学生によるオーケストラの演奏などを楽しんだ=写真。

知的障害関係施設や事業所など54団体でつくる県知的ハンディをもつ人の福祉協会(角野光弘会長)と京都新聞社会福祉事業団が毎年開催している。音楽や演劇などに触れて感性を磨き、多くの人と交流を図るねらい。

今年は、第1部で滋賀大学オーケストラがアニメ映画音楽やポップスなどを披露し、第2部ではクラリネット奏者とイラストレーターによる「音楽紙芝居」が上演され、ピアニストとソプラノ歌手も特別出演し、ミニコンサートも行われた。

参加者らは、演奏に合わせて手拍子を打ったり、大型スクリーンに映し出された紙芝居に見入ったり、楽しいひと時を過ごした。

同協会文化部会部長の西村絵里加さん(28)さんは「今年は学生さんとの触れ合いの場になればと企画した。演奏を楽しんでもらえてうれしい」と話していた。