京都新聞掲載「アクセス」


京都新聞掲載「アクセス」

「善意の小箱」寄付500回 伏見・山田さん(2020/01/20)

photo 京都新聞社会福祉事業団が福祉事業に役立てる寄付のコーナー「善意の小箱」に40年以上、毎月寄付を続ける男性がいる。昨年12月に500回を数え、「報恩感謝の気持ち」と、さらに続けることにしている。

京都市伏見区の元京都市職員の山田順三さん(80)=写真。在職中の1978年に係長に昇進したのを機に、京都新聞の「善意の小箱」欄を見て「社会の役に立つのなら」と寄付を始めた。

趣味の俳句の雅号「光風」の名で毎月欠かさず、おおむね月2000円の寄付を続け、500回目は記念として1万円を寄付した。

山田さんは現在、週に2回、小学校の通学路の見守り隊に参加し、週3回、近くの小学校へ子どもたちの宿題を教えに行くなど、地域のボランティアにいそしんでいる。

山田さんは「人間は自分1人で生きているわけではなく、みんなのおかげで生かされています。年金生活で額は少ないが、生きている間は続けていきたい」と話していた。