京都新聞社会福祉事業団はこのほど、１人暮らしのお年寄りらの高齢者世帯に食事を届けている京都、滋賀の配食ボランティア50団体に計5807食分のお米券を贈った。各団体は温かいお弁当にして高齢者世帯に届けている。
毎年、｢京都新聞歳末ふれあい募金｣への寄付金をもとに、新年に温かい食事をとってもらおうと実施している。今回は申し込みのあった京都市内７団体(1178食)、京都市を除く府内22団体(2850食)、滋賀県内21団体(1779食)に１人当たり150グラム相当を贈呈した。
大津市の晴嵐学区社会福祉協議会では１月28日、晴嵐市民センターでボランティア15人が早朝からお米を炊き上げた。照り焼きのぶりにひじき豆、果物などを添えた昼食用の弁当を１人暮らしの70歳以上の高齢者100人に届けた＝写真。配食は毎月１回行っており、調理代表の岩見しなゑさん(84)は｢栄養バランスの良い献立を考えお弁当を作っています。お米券の支援は助かります｣と語っていた。
