京都新聞掲載「アクセス」


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2年ぶり寒中托鉢の浄財寄付

聖護院門跡の僧侶ら(2022/01/17)

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新春の寒中托鉢(たくはつ)修行を2年ぶりに行った本山修験宗の総本山聖護院門跡(京都市左京区、宮城泰年門主)の僧侶らがこのほど、中京区の京都新聞社会福祉事業団を訪れ、寄せられた浄財の一部20万円を寄付した。

例年1月8〜14日に信者宅前で一年の平穏を祈っているが、昨年はコロナ禍で中止し祈とうしたお札を郵便受けに入れた。今年は1隊の人数を2人に絞り、ほら貝を吹くことをやめるなどの感染予防策を講じながら、僧侶や山伏姿の信者らが市内や近郊の信者宅約4000軒を回った。

聖護院の加藤真光庶務主事は「伝統を残し、お参りしてほしいという声も多く、実施しました。2年ぶりで身の引き締まる思いでした。喜んでもらえたと思います」と話す。

同事業団には、加藤主事と神変講社平安聯合会の永田良一会長、櫻井一夫副会長、奥村務幹事長が「地域福祉に役立ててほしい」と持参した=写真。