京都新聞掲載「アクセス」


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子どもが真ん中の社会とは
下京でシンポ(2022/11/28)


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子どもの居場所づくりシンポジウム「子どもが地域とつながるために」がこのほど、京都市下京区のKYOCA Food Laboratoryで行われ、子ども食堂などが持つ価値や、地域とともにつくる子どもとの新しいつながりの必要性について理解を深めた=写真。

認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長の湯浅誠さんが「子ども食堂が持つ価値―こどもまんなか社会」と題して講演した。湯浅さんは「みんなの中で困っている人を包み込む居場所と困っている人をみんなで支える居場所の2通りがある」とし「地域の中に両方の居場所がたくさんあることで、一人も取り残さず子どもを真ん中においた社会を実現できる」と述べた。

トークセッション「子どもの視点に立った、子どもの居場所とは」も行われた。こども食堂などの活動をする2団体と学校関係者らが「子どものニーズに一つ一つの活動が広がった」「続けることが大事」「わくわく感あふれる場所にしたい」などと活動報告や今後の課題などを語った。

シンポジウムは京都市と市社会福祉協議会が主催し、Zoom配信も行われ約120人が参加した。