京都市中京区の西大路御池交差点近くにある喫茶店で5月初旬の水曜日、中高年の男女10人がにぎやかに会話を弾ませていた。月1回開く「TOMO」の例会。テーブル上には、赤い貯金箱が一つ置かれている。「認知症の新治療法があるらしいよ」メンバーの1人が新聞記事のコピーを配って解説を始めると、4〜5人が身を乗り出して耳を傾けた。 妻や親などの家族を介護する中高年男性にとって、介護の悩みやつらさを吐き出せる場は、限られている。仕事と家事、介護を1人で背負い込み、支援がないまま孤立するケースも少なくない。>> 全文 NEW!
京都新聞「ともに生きる」「福祉のページ」の掲載記事を ネット上で紹介するコーナーです。