来た道 行く道

2025.05.05
恐れず子を信じて待つ
書家・随筆家 金澤泰子さん(書家、金澤翔子さんの母) 一人娘の翔子は、この6月で40歳を迎えます。5歳から書の修練を積み、純粋無垢(むく)でエネルギーの迸る作品が数多くの人に愛され、書家として広く認めて…

2025.04.07
体を動かす環境が大事
滋賀県障害者スポーツ協会会長 原 陽一さん 右脚の障害にめげず、長く水泳競技を続けた経験も生かしこの40年来、滋賀県の障害者スポーツ振興に携ってきました。一昨年、県障害者スポーツ協会の会長を仰せつかり、スポーツを通じた障害者の健康増進と共生社会の実現が責務…

2025.03.03
依存症の悪循環 断ち切る
NPO法人びわこダルク施設長 猪瀬 健夫さん 「薬物による一度の快楽のために、そこから先の人生すべてを差し出していいのですか」。中学、高校生に、依存症の恐ろしさを理解してもらう講演で、私が必ず投げかける言葉です。薬物やアルコール、ギャンブルなどの依存症に陥った人のほとんどは…

2025.02.03
44年、仲間・その家族の導き
生活介護事業所「はるの里」副所長 村井 文枝さん 「人の成長や発達に携る仕事がしたい」。私が「はるの里」に関わる出発点は、そこからです。大学を卒業したての1981年春、縁あって京都第一共同作業所「はるの里教室」(京都市下京区)で働き始めました。養護学校卒業生が次の行き場に困窮した時代...

2024.12.02
技能実習生と現場 橋渡し
京都介護サービス協同組合代表理事 吉谷 正紀さん 広島と京都で計五十数年、さまざまな仕事と事業を手がけてきました。いま、京都介護サービス協同組合(組合員40法人)の代表理事を...

2024.11.04
伴侶亡くした孤独語らう
「腑抜けNO会」事務局長 富田 秀信さんん 長年、連れ添った伴侶を亡くし、一人残された者の心に空いた穴は、簡単には言い表せません。「腑(ふ)抜けNO会」は、そんな境遇に置かれた者同士が集まって6年前に結成...

2024.10.07
「仲間と笑顔で」理念は不変
社会福祉法人「竹毛希望の家」理事長/芦田 ふゆ子 さん 母と一緒に福知山で、共同作業所「竹毛希望の家」を開設して、46年になります。学齢期を過ぎた障害のある人のほとんどが...

2024.09.02
できる時にできることを
「京都ボランティア学習実践研究会」/代表 名賀 亨さん 学生時代からボランティアの魅力と奥深さに魅かれ、実践と研究に取り組んでいます。南丹市美山町の知井地区で続ける「美山ワークキャンプ」もその一つ…

2024.08.05
「修活」で自立へ知識磨く
「シニアあんしん倶楽部」/理事長 稲垣 忠 さん「ともに生きる」をテーマにした福祉コラムです。人生の身仕舞い支度講座で、修活について解説する稲垣忠理事長(大津市浜大津4丁目、大津市市民活動センター) …

2024.07.01
伴走し、心の声を傾聴
「臨床層の会・サーラ」/代表 佐野 泰典 さん「ともに生きる」をテーマにした福祉コラムです。「傾聴によって、わずかでも相談者さんを勇気づけられたら」と話す佐野泰典代表(京都市上京区の法輪寺) …