2021.05.24
2021.05.24
高齢期の知的障害者支援
高齢期の知的障害のある人を支援するため、京都市西京区嵐山にグループホームと生活介護事業所が隣接して建設され、オープンした。グループホーム入所者の平均年齢は72歳で、生活支援と質の向上を目指している。
主に知的障害のある女性を支援している「なづな学園」(東山区)が、障害のある人の高齢化と障害の重度化に対応する複合拠点として932平方の敷地に約2億7200万円で建設した。
グループホーム「ホームあらしやま」は日中サービス支援型で、支援員が24時間常駐し、食事や入浴や排せつなどの介護を行う。2階建て延べ772平方で、定員は20人。
生活介護事業所「すずしろ」は、農産物加工やコーヒーの焙煎(ばいせん)などの生産活動やレクリエーションにも取り組む。平屋135平方、定員は20人。
すずしろ管理者の篠原朱さんは「両施設の機能を生かして安心安全な生活と活動の場を提供したい。カフェも開き、地域の方との交流も図りたい」と話している。