2024.07.15
2024.07.15
京都商工会議所女性会主催の「七夕チャリティーコンサート」が3日、京都市左京区の京都コンサートホールで開かれた。会場を訪れた約1700人が、京都市交響楽団によるブラームスの交響曲第1番ハ短調などクラシックの名曲演奏に耳を傾け、夏の一夜、納涼の時を楽しんだ。
毎夏開き、29回目。今年は同女性会の創立40周年に当たり、2021年から第8代会長を続ける城万寿子さんが「女性の豊かな感性と広い視点を持ち、行動する女性会として文化創造など多様な活動を通じ地域発展に貢献したい」とあいさつした=写真。
若手音楽家の育成支援という趣旨もあり、今年はピアニスト辻井伸行さんをゲストに招き、ハノーファー国際コンクールで16歳の最年少優勝のキャリアも持つ三浦文彰さんが指揮した。辻井さんはシューマンのピアノ協奏曲イ短調を華麗に披露、聴衆は「牽牛織女が出会う七夕の夜」に思いをはせるように聴き入った。
収益の一部は、京都新聞社会福祉事業団の「歳末ふれあい募金」に毎年寄付している。