2024.07.22
2024.07.22
京都府、滋賀県内の児童養護施設で暮らす高校生を対象とした京都新聞社会福祉事業団の「奨学激励金」贈呈式が19日、京都市中京区の京都新聞社で行われた。
激励金は、同事業団に寄せられる市民や企業、団体などからの「児童養護施設・乳児院等の子どもたちのための事業」寄付金を原資に1人当たり3万円を贈っている。
贈呈式では、全17施設から出席した施設長や担当職員らに、寄付者からの思いを伝え、高校生145人分、総額435万円の激励金が、同事業団の白石真古人常務理事=写真左=から手渡された。生徒への支給は施設を通じて行われる。
贈呈式の後、施設長らとの懇談を行い「就職より進学を目指す生徒が増え、大学受験のために活用します」「児童手当がもらえる年齢を過ぎてから入所してくる子どもが増え、18歳の退所時に自立資金が少ない子もいて経済的な支援は助かります」「寄付者の皆さんが応援してくれている事をしっかりと伝え、激励金を一人一人に手渡したい」などの声が寄せられた。