2025.02.17
2025.02.17
伏見で障害者アビリンピック、講演も
障害のある人が専門の職業技能を競う「第22回アビリンピック京都大会」が8日、京都市伏見区の府立京都高等技術専門校などで開かれた。
障害者の技能に対する理解を深め、雇用の促進につなげようと高齢・障害・求職者雇用支援機構京都支部と府が毎年開催している。府内の企業や就労支援事業所で働く人、特別支援学校の生徒ら約70人が出場し、パソコン操作や喫茶サービスなど12種目に分かれて、日ごろの仕事や訓練で培った技能を披露した。
会場では、その他に京都市主催で障害者雇用を積極的に取り組み企業の講演も行われた=写真。
講演では、パソナハートフル大阪雇用推進チーム長の安川徹さんが同社での障害者雇用の取り組みについて報告した。安川さんは「最大の課題は『職場定着率の低さ』があり採用時のミスマッチが考えられる」と提起し、「採用前の職場実習で障害特性を理解し、特性を生かした働き方をしてもらうことが多様性の理解、業務効率化につながる」と訴えた。
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