ともに生きる [TOMONI-IKIRU]

目を閉じた300の表情

2025.02.24

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下京・四条通地下道で写真展

 

 幼い子や年配者、外国人などさまざまな人が目を閉じた表情を撮影した写真作品が、京都市下京区の四条通地下道で、26日まで展示されている=写真
 「目をつむる写真展2025―見えないもの/見えるもの」と題して、障害のある人の外出支援やアートと福祉が交わる事業に取り組む一般社団法人「ヴァリアスコネクションズ」(左京区)が催している。
 15年以降、同テーマの写真展を京都市内外で開き、23年には15枚の組写真が「京都写真ビエンナーレ」の優秀賞を受賞している。
 第6回となる今回は地下道の柱25本に300カットを展示した。龍の天井画を背景にした禅僧、商店街の店頭に並んだ年配夫婦、池を手入れする庭師、イスラム信仰を表す布で頭髪を覆った女性…年齢、性別、国籍、障害の有無を超えた人たちの表情をとらえた。
 「目をつむることは寛容を表し祈りにも通じる。見えないものと見えるものを見つめ直す機会になることを願います」と主催メッセージが添えられている。