ともに生きる [TOMONI-IKIRU]

京滋の特養へ車いす贈る

2025.03.11

  • 高齢者へのプレゼント(介助用車いす贈呈)
  • 事業団だより

計7台、メリハリある生活後押し

 京都新聞社会福祉事業団は、「高齢者へのプレゼント事業」として京都府、滋賀県内の特別養護老人ホーム7施設に介助用車いすを各1台贈呈した=写真。2008年度から毎年実施し、贈呈数は299台となった。
 企業や団体からの本紙「記念日おめでとうコーナー」や高齢者事業協賛寄付金などを原資にしている。
 背もたれと座面角度が調整できるティルト・リクライニング介助型と、ひじ置きと脚部が動かせる多機能介助型の2種類から選択。
 特別養護老人ホームすばる醍醐(京都市伏見区)は前者を選び、白石真古人・同事業団常務理事が入居者の試乗に寄り添った。吉野鍾八施設長(59)は「離床機会が増え、座位保持が困難な方にもメリハリのある生活をしてもらえる。不足していたので助かります」と話した。
 他の贈呈先は次の通り。
 鳥羽ホーム(南区)、まどかⅡ番館(伏見区)、マ・ルート(宮津市)、南天(大津市)、あじさいの郷(長浜市)、えんゆうの郷(草津市)