2025.03.17
2025.03.17
卒業シーズンを迎え、京都新聞社会福祉事業団は、京都府、滋賀県内の16の児童養護施設を巣立つ中学生4人、高校生59人に「卒業お祝い金」として総額244万円を贈った。
お祝い金は「児童養護施設の子どもたちのために」と寄せられた善意をもとに、中学生に1人2万円、高校生に同4万円を贈呈している。高校生5人が卒業する京都市伏見区の桃山学園(畑段隆浩園長)では、同事業団の白石真古人常務理事が、代表の2人にお祝い金を手渡した=写真。
卒業生は「将来、イラストやアニメ関係の仕事をする目標に向け、まずは就職が決まった会社でがんばりたい」「興味がある資産運用を扱う企業に就職できた。新生活に必要なものに活用したい」などと夢や希望を語った。
京滋の交通遺児に「卒業お祝い」として、図書カードを小学生7人(1人5千円分)、中学生9人(同7千円分)、高校生11人(同1万円分)の計27人に京都府や京都市、おりづる会(滋賀県)を通じて届けた。交通遺児のために寄せられた寄付を活用している。
