2025.03.31
2025.03.31
草津の事業所で「おでかけ公演」
京都府、滋賀県内の障害のある人や高齢者の施設や団体などを訪ね、楽しいひと時を過ごしてもらう「おでかけ公演」(京都新聞社会福祉事業団主催)が、このほど草津市の社会福祉法人こなんSSNシェスタで行われた=写真。
外出がしにくい人たちのためにと、2006年度から演奏会などの催しをプレゼントしている。本年度は、障害のある人と高齢者の各2団体で実施された。
同事業は、本紙掲載の「善意の小箱」や企業・団体からの「記念日おめでとうコーナー」などへの寄付金を基にしている。
公演は、京都フィルハーモニー室内合奏団に所属するバイオリニストの森本真裕美さんとファゴット奏者の田中裕美子さんによるデュオ演奏会。クラシックの名曲や童謡など11曲が披露され、施設を利用する障害のある人たちが、演奏に合わせて知っている曲を口ずさんだり、手拍子をとったりして楽しんだ。施設長の田中悦代さんは「利用者の皆さんとプロの演奏が聞ける機会がないので、すてきな時間が過ごせました」と話した。
