ともに生きる [TOMONI-IKIRU]

子どものために描き続ける 永田萠さん 創作活動への思い語る 

2025.03.30

  • ともに生きるフォーラム

地域全体での子育て 大切さ強調

 支え合いの精神を広げるフォーラム「ともに生きる」(京都新聞社会福祉事業団主催)が29日、京都市中京区の京都新聞文化ホールで開かれた。イラストレーターでこどもみらい館(同区)の館長を務める永田萠さんが講演し、創作活動や子どもたちとの関わりを通じて得た自身の役割について語った。

 永田さんは京都市在住。グラフィックデザインに携わった後、1975年にイラストレーターとして独立した。鮮やかな花と妖精の絵で知られる。
 講演では自身の半生を振り返りながら創作への思いを述べた。アンパンマン作者のやなせたかしさんから「子どものための絵描きでいなさい。描いてもらった記憶は、その子の宝物になる」という言葉をもらい、子どものために描き続ける決意をしたという。
 同館館長として、絵を通じて幼児や小学生と交流する活動にも取り組んでいる。「子どもの健やかな成長のためには、信頼、尊敬できる大人にどれほど出会えるかがポイントだと言われる。私たちも子どもたちのモデルケースになりうる」と話し、地域全体で子どもを育てていくことの大切さを強調した。
 フォーラムではフルート奏者の園城三花さんによるコンサートもあり、会場の約200人が美しい音色に聞き入った。(大西幹子)

講演で、こどもみらい館館長としての活動をスライドを見せながら紹介する永田さん
(京都市中京区・京都新聞文化ホール)