活動内容
障害のある人たちが海釣り通じて海と親しみ、お互いに交流する体験講座で、毎年初秋に宮津市の栗田湾で実施しています。1泊2日の同体験講座には、京都府、滋賀県、兵庫県内から障害がある人と介助者約80人が参加し、初日は宿泊先の海洋センターで安全講習や釣り講座、ゲームなどを楽しみ、2日目は海洋高等学校内の桟橋で海釣り体験をします。釣り愛好団体の釣りインストラクターや開催地の海洋高校の生徒や教職員ほか、多くのボランティアらが障害のある人を釣りの補助や介助をサポートして開催しています。
2026年度 みんなで海釣り-障害のある人の体験講座 申し込み受付
障害のある人たちの活動の場を広げ、余暇活動を支援する「みんなで海釣り―障害のある人の体験講座」を開催します。京都府、滋賀県の障害のある人と介助者、保護者計40人を無料招待します。
[開催日] 9月12日(土)、13日(日)の1泊2日
[場 所] 府立青少年海洋センター・マリーンピア泊、府立海洋高校(宮津市)
[内 容] 1日目=京都駅から観光バスで出発、宮津市内の天橋立が見えるレストランで昼食、青少年海洋センター・マリーンピア着(夕食・宿泊)、府立海洋高校生による講座、釣りに関する講座やレクリエーション、交流会。2日目=海洋高校で朝食、釣りインストラクターの指導による海釣り体験、昼食、表彰式など。※海洋高校内は、普段は授業の安全確保や環境美化のため立ち入り禁止です
[対 象] 障害のある人と介助者、保護者の計40人。介助の必要な人は介助者同伴で、15歳未満の人は保護者同伴で参加してください(付添人は原則として1人とします)。釣具、えさなどは主催者で用意します。
[参加費] 無料
[締め切り] 7月31日必着
[主 催]公益財団法人京都新聞社会福祉事業団
[後 援]京都府、宮津市、宮津市社会福祉協議会、KBS京都
[特別協力]京都府立海洋高等学校
[協 賛]アサヒフーズ、がまかつ、東レ・モノフィラメント、ハヤブサ、マルキュー、マルゴ
2025年度 活動の様子
ともに生きる みんなで海釣り 障害のある人の体験講座 雨の桟橋、170人が交流 海洋高生ら熱心に介助 釣果上々、歓声上がる
「みんなで海釣り―障害のある人の体験講座」(主催・京都新聞社会福祉事業団、神戸新聞厚生事業団)が13、14の両日、宮津市で開かれた。京都、滋賀、兵庫の3府県から介助者を含め56人が参加、ボランティアら114人も加わり、府立海洋高校桟橋で多種類の魚を釣り上げだ。同講座は自然の中で伸び伸びと野外活動を楽しんでもらおうと1998年から開かれている。
13日は、同市の府立青少年海洋センター・マリーンピアで開講式があり、府立海洋高校生が講座「〇〇の不思議」を開き、実習などを通じて学んだ岩ガキ、海ごみ、ナマコの3テーマで話した。岩ガキは、実際に経験した採苗器を使った作業や市場に「上場」するまでの流れなどを発表した。海ごみでは発泡スチロールやマイクロプラスチックが海洋と生物に与える悪影響を指摘。ナマコは生態や生物的特徴、食品としての歴史を紹介した。
夜には釣りインストラクターの釣り講習があり、魚の釣り方や危険な魚の見分け方、救命用具のつけ方などを学び、本番に備えた。
14日朝には海洋高に移動し、雨の降る中で約50人の海洋高生・教職員に加えボランティアらが釣り道具や仕掛けの準備を整え、参加者は、雨具の上や下にそれぞれ救命胴衣をつけて桟橋で竿(さお)を並べた。
釣果は例年より良く、午前9時の釣り開始時から比較的大きなキジハタやガシラ、チヌなどが次々と釣り上がり、桟橋のあちこちで歓声が上がった。
海洋高生と京都府磯釣連合会会員らは、参加者の様子や上がる魚の種類に目を配りながら、餌をつけたり、魚を網ですくって針をはずすなど介助に取り組んだ。
電動車いすに座り雨具をすっぽりかぶって挑戦していた京都市伏見区の土井孝浩さん(40)は何度も参加して慣れた様子。「この程度の雨は気にならない。釣りはやっぱり楽しい」とカマスなどを釣り笑顔だった。山科区から参加の西村宰(つかさ)さん(24)・ちとせさん(62)親子は、ボランティアの手助けで大きなアコウを釣り上げ、重量の部で表彰も。「アジも20匹以上釣れ、釣れた時のわくわく感や手応えがおもしろい」と話した。
京都府磯釣連合会の澤近公次郎会長(58)は「今年はアジやカマスの釣れ具合がよかった。アコウやキジハタも形のよいものが上がった」と全体の釣果を評価していた。表彰式では獲物の計量と採寸結果に従い上位入賞者に釣りざおなどの賞品が贈られた。
主な協力団体は次の通り。
【後援】京都府、宮津市、宮津市社会福祉協議会、KBS京都
【協力】日本釣振興会近畿地区支部・京都府支部、全日本釣り団体協議会、京都府磯釣連合会、MFG、GFG、京都府漁業協同組合、訪問看護ステーションふぉすたあ伏見
【協賛】アサヒフーズ、がまかつ、東レ・モノフィラメント、ハヤブサ、マルキュー、マルゴ
2025.9.29(月)付 京都新聞 朝刊 掲載記事

雨の中で車いす参加者もチャレンジ。カマスを釣り上げた(14日、宮津市)

親子で協力して楽しい釣り(14日、宮津市)

形のいいキジハタも上がった(14日、宮津市)
障害者ら海釣り満喫 宮津で体験講座 高校生ら支え
障害者のレジャーを支援する「みんなで海釣り 障害のある人の体験講座」が14日、宮津市上司の海洋高であった。あいにくの小雨が降る中、参加者は高校生らと交流しながら次々と魚を釣り上げて海釣りを満喫した。
京都新聞社会福祉事業団と神戸新聞厚生事業団が共催し、25回目。13日からの1泊2日の講座には府内や滋賀県、兵庫県の障害者と介助者の56人が参加。14日は海洋高生や釣り愛好家らスタッフ114人が支えた。
海洋高の桟橋で参加者は前日に釣り方を学び、高校生らに教わりながら釣り糸を垂らした。オキアミを餌にしたサビキ釣りで、カマスやキジハタ、カワハギ、カサゴなどがかかり、歓声が上がった。
ダウン症の次女と初参加した島嵜明子さん(73)=京都市下京区=は「本格的な釣りは初めてで、魚が釣れて娘も喜んでいる。高校生も親切で、遊びが広がって、ありがたい」と話していた。(秋田久氏)
2025.9.15(月)付 京都新聞 朝刊 掲載記事

魚を釣り上げて喜ぶ参加者ら(宮津市上司・海洋高校)
過去の様子



歴 史
「みんなで海釣り」は、当事業団と自立生活問題研究所(故・谷口明広所長)が中心となり、1998年8月に、釣り愛好らで組織する日本釣振興会京都府支部や京都府磯釣連合会、宮津市社会福祉協議会などの協力で実現しました。当時は障害の種別や軽重などにより、参加できる活動は限られがちだったが、それを打破しようとの試みで、全国でも例をみない事業として注目されました。第2回からは神戸新聞厚生事業団も共催に加わり、阪神間の参加者も増えました。第3回は神戸市垂水区の平磯海釣公園で開催。2001年からは京都府立海洋高等学校の特別協力を得て、校内の桟橋で夏に開催するようになり、現在に至っています。
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記事一覧

2026.07.07
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障害者 余暇活動支援へ 海釣り体験 楽しむ 宮津で講座(2024/09/10)
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