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コロナ禍 苦境の学生に1000万円/「愛の奨学金」、左京の女性が寄付/(2020/05/11)

2020.05.11

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新型コロナウイルス感染拡大の影響で苦境に陥っている学生にと、京都市左京区の女性がこのほど、「京都新聞愛の奨学金」支給事業に1000万円を寄付した。「今は大変な時。学生さんに頑張ってほしい」と話している。
同奨学金は、京都新聞社会福祉事業団が京都、滋賀に生活の本拠地がある大学生や専門学校生、高校生に毎年支給している。本年度は感染拡大の影響を受けている学生、生徒も対象に含め、先月22日募集を開始した。

女性は本紙の奨学生募集記事を読み「感染拡大で困っている学生さんが多い。何かお役に立てないかと思って」と寄付を申し出た。

同奨学金は、公募の一般、交通遺児の両部と、公立高校推薦の定時制・通信制高校生の部、児童養護施設全高校生への奨学激励金に分けて支給している。前年度は一般、交通遺児の両部で大学生・専門学校生58人に1人当たり年18万円、高校生99人に同9万円、児童養護施設高校生165人に同3万円を支給した。

同事業団は本年度の公募支給奨学生を増やす方針で、28日まで募集し、外部委員による委員会で選考する。募集要項は同事業団ホームページに掲載している。写真は、前年度の贈呈式(京都市中京区)