2020.05.18
2020.05.18
障害のある人の施設が製作するマスクが人気を呼んでいる。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、京都市中京区にある常設販売店の4月の雑貨売上高ランキングで上位10品目のうちマスクが6品目を占め、総販売枚数は前月の4倍近い約2700枚にのぼった。
委託販売するNPO法人京都ほっとはあとセンター(中京区)の「ハートプラザKYOTO三条店」の木村泰知店長によると、「当初作っていたのは1施設だけだったが、3月に入って急増し、現在は10施設以上が機能やデザインを競っている」という。
シルク製のマスクを作る西陣工房(北区)は「マスク不足の中で、今までの技術を生かせば作れると思い製品化した。高品質の製品を安く提供できているからだと思う」(河合隆施設長)と人気のほどを分析。着物地を和装小物などに加工しているゆりかもめ(左京区)も「通所者が丹精を込めて作り、ゆたか地を取り入れおしゃれに着けてもらえるからでは」(縫製担当の岡田嘉子さん)と話す。
店頭には常時5種類程度並べられている=写真。1枚250円~500円。同店075(744)1620の今月の営業は月~金曜の午前10時30分~午後5時。